お茶の世界には前々から興味を抱いていたのですが、ご縁があって実際に学ばせていただくことになりました。
お稽古を続ける中で、「茶の心」に強く惹かれるようになり、茶道は単なるお茶の儀式ではなく、深い哲学と心の在り方を教えてくれるものである、と感じるようになってきました。
これからの人生を心豊かに過ごしていくための、自らの指針となるようなものを、心に刻んでいければと、「茶の心」をどのように日常生活に取り入れるかを、考えてみたいと思います。

和敬清寂
和敬清寂(わけいせいじゃく)は、茶道の精神的な四つの柱。
和(わ):調和と平和
家族/パートナーや友人との関係において、調和を大切に。
意見の違いがあっても、互いを尊重する関係を築くように心がける。
敬(けい):尊敬の念
日々の生活で出会うすべての人々や物事に対して敬意を持つことを心掛ける。
対応いただいた店員さんに「ありがとう」と言うだけでも、相手に敬意を示すことに。
清(せい): 清潔さ
住まいや職場を清潔に保つことで、心の清浄さも保つ。
整理整頓を心掛け、清潔な環境で生活することで、心の落ち着きに繋げていく。
寂(じゃく):静けさ
どんなときにも動じない心。静かで落ち着いた心を持ち、心を静める時間を持つことが重要。
朝のひとときに静かにお茶を飲む時間を設けるだけでも、心の静けさを感じることができるようにする。
一期一会の精神
一期一会(いちごいちえ)は、「この瞬間は二度と訪れない」という考え方。
この精神を日常に取り入れることで、毎日をより意義深く過ごすことができればと。
人との出会いを大切にする
今日会う人々との時間は、二度と同じ形では訪れない。
一つ一つの出会いを大切にし、心を込めて接するようにしたい。
瞬間を楽しむ
日常の中で感じる小さな喜びや美しさを大切に。
美しい景色や美味しい食事、一瞬の静けさなど、今この瞬間に集中して楽しむことを大切にしたい。
利休七則(りきゅうしちそく)の実践
千利休が弟子に教えた茶道の心得で、以下の七つの原則から成り立っています。
- 茶は服のよきように点て: お茶を点てる際には、相手が最もおいしく感じるように心をこめて点てること。
- 炭は湯の沸くように置き: 炭を配置する際には、湯が適切に沸くように工夫すること。
- 花は野にあるように生け: 花を生ける際には、自然のままの美しさを引き出すようにすること。
- 夏は涼しく冬は暖かに: 季節に応じた快適な環境を整えること。
- 刻限は早めに: 時間を守り:早めに準備を整えること。
- 降らずとも傘の用意: 予測できない事態に備えて準備を怠らないこと。
- 相客に心せよ: 他の客にも心を配り、全体の調和を保つこと。
侘び寂の実践
侘び寂(わびさび)は、シンプルで質素なものに美しさを見出す心を指しています。
侘び(わび)
未完成な状態や質素な様子を美しいと感じるように。
日常生活でも、過度な装飾を避け、シンプルな美を追求していければと。
寂び(さび)
時間の経過とともに物の本質が枯淡な味わいとなってにじみ出る美しさを感じるようにしたい。
古いものや自然の風合いを大切にするよう心掛ける。
自然との調和
茶道では、季節感を大切にし、自然との調和を重んじています。
季節を感じる
季節ごとの食材を使った料理を楽しんだり、季節の花を飾ったりすることで、自然の移り変わりを感じるように。
自然の中で過ごす時間を増やす
山歩き、公園を散歩したり、庭仕事をしたりすることで、自然とのつながりを感じる。
自然の中で過ごす時間をとることで、心を落ち着かせ、リフレッシュする。
最後に
茶の心は、私たちの日常生活を豊かにし、心の平和と調和をもたらしてくれるものだと感じています。
茶道で学んだ精神を日常に取り入れることで、より充実した毎日を送ることができればと思っているところです。

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